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凄日
(2018)
作詞・桶田知道 作曲・桶田知道
2nd Album 「秉燭譚」M1
影を落とした
窓の外 歩く女は左団扇
対する俺は燻りゃ不貞寝
日暮れるごとに舌を巻き咽せる
小指を切った ああ幾年
枯れ葉は幾度土となり
裸のままで家を出る様な
気恥ずかしさに着膨れた様な
淡い恋にしみったれた
俺にだって分かる
どうかしてる誰も彼も
綿菓子のようなフィロソフィ吐いて
一駅渡る金もなく
骨も蒸すような坂を行き
アベック客に隠れ紛れて
不可抗力で流れ着いたようなフリをして
見下ろすのは腐ったジオラマ
忘れ難き故郷だね
君追いしかの季節巡る
淡い恋にしみったれた
俺にすら分かる
気付いている誰も彼も
木枯らしのようなリアリティ吹く
影を落とした
窓の外 歩く女は左団扇
対する俺は燻りゃ不貞寝
日暮れるごとに舌を巻き咽せる
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