陸の孤島

 

(2017)

 作詞・桶田知道 作曲・桶田知道

 

1st Album 「丁酉目録」M2

子供達が描く故郷はベタ塗りのグリーン

香る吐息はカーマイン 焦げ付くように

山並みを背に廃っていく豊かな暮らし

夕影が壁を這う 錆び付くように

浅瀬に浸した素足持ち上げて

陽に光らせながら待ってた

それは終バスが来るまでの話

陸の孤島が海に沈めば

赤い目のタペータムに照らされ

シャクなメジナが泡を吹く

陸の孤島が地図から消えたら

誰と誰がどれほど思い出せるだろう

大人たちが踵揃えて刻んだリズム

「盆あたりには帰る。踊りはキャンセル。」

山並みを背に覆ったような豊かな暮らし

皮下脂肪で腹這う 素敵な未来

キャンバス埋めるほどの文字は書かない

書く必要もない幸せ

それは終バスが来るまでの話

陸の孤島が海に沈めば

マレットの群れがうねり渦巻く

目眩くようなマリンスノウ

陸の孤島が地図から消えたら

誰と誰がどれほど

陸の孤島が地図から消えたら

誰と誰がどれほど思い出せるだろう