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裸足のふたり
(2022)
作詞・桶田知道 作曲・桶田知道
Single 「裸足のふたり」M1
ならば僕もと裾まくり
指に引っ掛け安草履
あなた鼻緒を振り回し
ブンブンと捌き下駄が飛ぶ
ひらりと振り返り
前壺ごしに目が合えば
一衣帯水橋渡し
ここで会ったが数分目
されどあなたはどこの者
聞けばお縄か然もありなん
これも盛夏のせいかもと
気のせいか然もあらばあれ
裸足のふたりには
衣の擦れはかしましく
合縁奇縁身を任せ
月の小径を行きましょう
空にディレイの笛太鼓
とんだ奇祭の奥座敷
汚れた裾のからげざま
光るうなじハレーション
千輪の菊畑
前壺ごしの万華鏡
あとの祭りと腰上げて
僕はあなたに恋をする
影が重なるその刹那
頬に平手の大花火
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